リハビリ

高次脳機能障害:肢節運動失行はわかりにくい
失行症の中でも、「肢節運動失行(しせつうんどうしっこう)」は、運動麻痺と間違われやすく、高次脳機能障害として見落とされることが多いです。 肢節運動失行は、手をグーパーしたり、座って足踏みをしたりするような運動は行えるのに、ポケットに手がうまく入らなかったり、机の上のものが取りにくかったりします。 また、麻痺はないのに寝返り起き上がりがぎこちなかったり、立つ時足や胴体のタイミングが合わなかったりします。
高次脳機能障害:肢節運動失行はわかりにくい
失行症の中でも、「肢節運動失行(しせつうんどうしっこう)」は、運動麻痺と間違われやすく、高次脳機能障害として見落とされることが多いです。 肢節運動失行は、手をグーパーしたり、座って足踏みをしたりするような運動は行えるのに、ポケットに手がうまく入らなかったり、机の上のものが取りにくかったりします。 また、麻痺はないのに寝返り起き上がりがぎこちなかったり、立つ時足や胴体のタイミングが合わなかったりします。

生活期の脳卒中後のリハビリについて
このように、入院中はなかなか気が付かない事柄が自宅に帰ってから生活していく中で気がついていくことがあると思います。 生活する中で新たに見つかった課題は、入院中には取り組むことが少なかった内容かもしれません。 新たに見つかった課題について、訪問リハビリなどで取り組んでいくこと自体が、新たな変化のチャンスだと思っています。
生活期の脳卒中後のリハビリについて
このように、入院中はなかなか気が付かない事柄が自宅に帰ってから生活していく中で気がついていくことがあると思います。 生活する中で新たに見つかった課題は、入院中には取り組むことが少なかった内容かもしれません。 新たに見つかった課題について、訪問リハビリなどで取り組んでいくこと自体が、新たな変化のチャンスだと思っています。

動作の実用性
もちろん、リハビリ室と病室や自宅は環境が異なるので、動作を行う条件が異なります。 しかし、リハビリ室で出来るようになったことが病室や自宅で出来ないということになれば、困ってしまう患者さんはたくさんいらっしゃると思います。 リハビリ室で出来るのに、病室や自宅では上手く出来ない動作などについては、動作の実用性が低いのかもしれません。
動作の実用性
もちろん、リハビリ室と病室や自宅は環境が異なるので、動作を行う条件が異なります。 しかし、リハビリ室で出来るようになったことが病室や自宅で出来ないということになれば、困ってしまう患者さんはたくさんいらっしゃると思います。 リハビリ室で出来るのに、病室や自宅では上手く出来ない動作などについては、動作の実用性が低いのかもしれません。

リハビリではできないことをみつけるより、可能性を探したい
✔ どのようなリハビリ内容を組み立てれば機能回復に導くことができるか ✔ 脳のダメージを受けていない残された部分で可能なことを見つけていく ✔ 能力を高めることができるような道具(杖や介助バーなど)の利用を考えていく ✔ その方にあった動作の方法を模索していく
リハビリではできないことをみつけるより、可能性を探したい
✔ どのようなリハビリ内容を組み立てれば機能回復に導くことができるか ✔ 脳のダメージを受けていない残された部分で可能なことを見つけていく ✔ 能力を高めることができるような道具(杖や介助バーなど)の利用を考えていく ✔ その方にあった動作の方法を模索していく

階段の上りは健側足、下りは麻痺側足から
階段を登るとき、上の段にある足に最も体重がかかります。 上の段にある足にしっかり体重を乗せることで、下の段にある足を引き上げることができます。 下るときは、後ろ(上の段)に残っている足に体重が最もかかります。
階段の上りは健側足、下りは麻痺側足から
階段を登るとき、上の段にある足に最も体重がかかります。 上の段にある足にしっかり体重を乗せることで、下の段にある足を引き上げることができます。 下るときは、後ろ(上の段)に残っている足に体重が最もかかります。

なぜ、食事場面を観察・評価するのか
リハビリ室では、リハビリに関する検査内容に集中しやすいこと、患者さんが意識的に動きを行いやすいことがあり、手足の動きや高次脳機能の働きが病棟で過ごしているときと解離することがあります。 リハビリ室でうまく行えても、病室では行いにくいこともあるので、リハビリ室以外の様子をしっかり観察する必要があるのです。
なぜ、食事場面を観察・評価するのか
リハビリ室では、リハビリに関する検査内容に集中しやすいこと、患者さんが意識的に動きを行いやすいことがあり、手足の動きや高次脳機能の働きが病棟で過ごしているときと解離することがあります。 リハビリ室でうまく行えても、病室では行いにくいこともあるので、リハビリ室以外の様子をしっかり観察する必要があるのです。