空想庭園


「さをり織り」による手織りの布をつかったアパレルブランド「空想庭園」。ブランドの製品は、さいたま市北区にある「クオ・ヴァディス」という事業所で、障がいをお持ちの方が、手間と時間をかけて、一つひとつ手作りされています。

ブランドの代表・内野さんは、もともとフラワーアレンジや生花のお仕事をされていました。ご友人の紹介で、「さをり織り」と出会い、これだ!とご自身でも織り始めました。

その後、勤め先のアートフラワーのお店が閉店したのをきっかけに、高齢者福祉のお仕事に携わることに。臨床美術士として、認知症の高齢者の方たちの表現活動を通したセラピーにも関わってこられました。人間の心の中から現れる「無心の表現」に心を動かされたと言います。

「自分の好きなことを、何か活かして、役に立てる仕事ができないか」。そのように考えながら、福祉の勉強を進め、精神保健福祉士、社会福祉士などの資格を取得。その後、2017年に、就労継続支援B型事業所「クオ・ヴァディス」を設立されます。
クオ・ヴァディスでは、さをり織りや刺し子、染め、編み物などの手仕事を、心を込めて行います。一日三十分からOKと、障がいをお持ちの方がご自身のペースで、一人ひとりの個性を活かした仕事をされています。
中でも「さをり織り」は、自由に、その方の感性で織り上げられます。出来上がるのは、世界に一つしかない作品。さまざまな色が綺麗に入り混じった作品を身に纏うと、不思議と気持ちが上向きが上向きます。
空想庭園で作り出された作品を、ぜひお楽しみください。