我练习的感官训练

わたしが実践している感覚訓練

佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。

ここ数日、脳卒中後の感覚障害についてまとめています。


『感覚障害の影響』

佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。  脳卒中後、手足が動きにくくなる原因はさまざまですが、主なものは「運動麻痺」が原因です。  しかし、運動の命令…


『感覚障害に対するリハビリの実際』

佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。  昨日は、感覚障害の影響について記…

 

感覚障害に対するリハビリは、不確実要素が多いながらも、感覚障害を持つ方が少しでも症状が改善するように病院や施設などのリハビリスタッフの皆さんが取り組んでいると思います。

また、自主トレにて感覚障害に対してリハビリを継続していらっしゃる方も多いと思います。

今回は、わたしが実際に実践している感覚訓練について紹介したいと思います。


感覚訓練として大切にしていること

▼ キーボードを打つ指の動き

感覚訓練が必要だと感じたとき、患者さんとしっかり話して、どんな場面を想定した回復を目指したいのか明確にしていきます。

もちろん、他の面に対するリハビリ支援や日常生活動作の支援も行っていきます。

例えば、写真のようにパソコンのキーボードを打つときに、手指の1本1本の場所がわかりにくいとブラインドタッチが難しくなります。

また、どの指がどのように動いているのか感覚がわからないと、キーボード操作のための動きの命令が出しにくくなります。



指が動いている感じがわかりにくい、どの指がどのくらい動いているかわからない症状がある方に、指の下にさまざまな高さのブロックを置いて、高さの違いを感じたり、指同士を比べて動いた量に違いがないかなどを感じるような支援を行なっています。

▼ パンを潰さずに持つときの力の入れ具合

感覚は手足が動いているのがわかるかどうかだけではなく、力の入れ具合や持っているものを落とさずに持つときの触っている感覚も大切です。

写真のようなパンを持つとき、力が弱すぎても強すぎてもうまく持てません。

また、指先の感覚で持っているパンがずれたかどうかなどもわかります。

このような感覚がわかりにくくなると、パンを強く握りすぎたり、パンを落としてしまうことがあります。



力の入れ具合がわかりにくい方に対して、硬さの異なるスポンジなどを用いて指にかかる力の入れ具合の違いを感じる練習を行っています。

脳卒中後の感覚障害は、60%以上の方に出現すると言われていますが、リハビリスタッフから見逃されていたり、力が弱いだけと勘違いされることがあるかもしれません。

また、感覚訓練が有効であるとも有効でないとも、はっきりしていない現実があります。

しかし、感覚に障害を持つことで、さまざまな困りごとが発生しますので、これからも試行錯誤しなから、感覚障害に対して支援していきたいと考えています。

☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆

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この文章は、橋間葵さんのブログ「脳卒中リハビリよろづ相談所」2022年9月2日のブログより転載させていただきました。



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