佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
先日、つまみたいもの・握りたいもので指の形が変わることについて記しました。
https://ameblo.jp/aoi19780728/entry-12854493238.html
他にも指の形がありますが、5つの指を使ってつかむ動きもあります。
5指つまみ(5指つかみ)などとも呼ばれています。
代表的な動きとしては、ボールなどの丸くて手のひらの大きさより小さいものをつかむ時の動きです。
その他にも、マグカップを片付けようとして上から握ったり、サランラップでくるんだおにぎりを下から支えるようにしてつかんだりする動きも5指つかみです。
マグカップやおにぎりは、目的によってつかみ方やつまみ方が変わります。
例えば、マグカップに入っている飲み物を飲むときは取っ手を親指・人差し指・中指などでつかむことが多いです。
また、おにぎりは食べすすめると小さくなるので、5本の指を使わなくともつかめたりします。
コップや皿やタオルなど生活するにあたってさまざまな道具を使います。
道具の使い方は、例えばコップだと飲み物を飲む道具としての役割がありますが、コップを握る手としては、コップを片付ける手、コップを誰かに手渡す手、コップを使って飲み物を飲む手、コップを洗う手など、行う内容によっても手の形が異なります。
お時間がある時に、麻痺側とは反対の手でさまざまな道具をつまんだり握ったりしてみてください。
道具の形状や使用目的などで手の形が変わります。
さまざまな手の形を行う日常生活で麻痺手を使うと言うことは、麻痺手をさまざまな形に動かす機会を得られる意味合いを持ちます。
普段の何気ない生活の中でもリハビリのヒントがたくさんあると思っています。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年6月11日のブログより転載させていただきました。