119号日

119番の日

佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。

昨日の11月9日は、消防庁が「119番の日」としています。

ご自宅や外出先で、脳卒中を再発したり他の病気が悪化するなどして、救急要請しなくてはならないことがあるかもしれません。

わたしはこれまでに、数回救急車で搬送されており、今の命があるのは近くにいた家族や他の方が即座に救急要請をしてくれたおかげだと思っています。

いざ、救急要請を行おうと思っても、消防の方に電話がつながったときに、何を伝えれば良いかパニックになるかもしれません。

普段から、救急要請をするかもしれないと、頭の中でシミレーションしておくと良いかもしれません。

一般的な救急要請時に電話で伝える内容を下に記します。

​① 消防の方が「火事ですか?救急ですか?」と質問してきます。

脳卒中再発や他の病気などで救急車を呼びたいときには、「救急です!」と伝えます。

②次に住所を伝える!!

症状を細かく伝えるより先に、住所や現在地を伝えます。

これは、1秒でも早く、救急車が到着するためです。

③誰がどうしたのか?を伝える

次に、誰がどうしたのかを伝えます。

例えば、「母親が急に倒れて動かなくなった」などです。

④ 通報者の名前と電話番号を伝える

最後に通報者の名前と電話番号を伝えます。

実際に救急要請を行うとき、慌てずに伝えるべき内容を確実に話すことが大切です。

何をどう伝えればわからなくても、電話先の消防職員が質問してくれますので、その質問に答えていくと大丈夫だと思います。

以下に、数年前、わたしが遭遇した救急要請場面の様子を覚えている限り、また個人が特定できないように記します。

参考になれば幸いです。

① 列車内からの通報

​「救急です」

「⚪︎⚪︎駅を⚪︎時出発の、⚪︎⚪︎行きの列車から通報しています。」

「傷病者は、⚪︎⚪︎歳ぐらいの性別は⚪︎⚪︎。目の前で倒れて、呼名反応なし・頸動脈触知できます。呼吸も浅呼吸ですがあります。尿失禁しています。安楽体位中です。」

「わたしは橋間葵と言います。携帯電話は⚪︎⚪︎です。列車に乗り合わせていました。傷病者とは関係はありません。」

② 旅行中の通報 ​「救急です。」

v 「⚪︎⚪︎というバス停近くで人が倒れています。」

「(消防職員より)何か近くに建物がありますか?」

「旅行中で土地勘がないのですが、⚪︎⚪︎という建物が近くにあって、バス停は⚪︎⚪︎方面にいく側の道路にあります。」

「傷病者の年齢は⚪︎⚪︎歳ぐらい。頭が痛いと言って座り込んでいます。痺れもあると言ってます。精神面は混乱しているようです。」

「(消防職員より)熱中症かもしれません、陰で休める状態ですか?」

「はい、陰で横になってもらっています。」

「通報者は橋間葵です。電話は⚪︎⚪︎です。傷病者とは関係がなく、通りすがりの旅行者です。」

☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆

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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2023年11月10日のブログより転載させていただきました。

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