高等脑功能障碍的实际康复:第 5 部分

高次脳機能障がいに対する実際のリハビリ:その5

佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。


数回に分けて、わたしが実施している高次脳機能障がいに対するリハビリ内容についてご紹介させていただいています。


まだまだご紹介したい内容があり、これからも数回に分けてご紹介させていただきながら、わたし自身の知識を整理していきたいなと思っています。


多くの病院や施設に共通する課題だと思いますが、リハビリで使用する道具や機器を備品として準備することはなかなか難しいのではないでしょうか。


当院でも少しずつ備品を増やしていますが、自分で手作りした方が早いなと思うようなこともあります。


今回は、わたしが高次脳機能障がいのリハビリに用いている手作りのカード類についてご紹介します。


形のカード



写真のような形のカードを数種類作っています。


神経衰弱のようにカードを裏返して、カードに描かれている形を解答したり、実際に神経衰弱のように形合わせを行なっています。


短期記憶の中でも、空間的な記憶に対してのリハビリとして実施しています。


失語がある方で、「はい、いいえ」「うなずき、首振り」などの相手に意思を伝える練習としてもカードを用いています。


例えば、わたしが◯のカードを選んで、「このカードは□ですね」と質問して、患者さんが首をふったり「いいえ」と答える練習を行います。


色のカード




この色のカードは、上記で記した形のカードと同じように扱います。


形の種類・色・形の数の組み合わせカード



このカードは、何かひとつピックアップして、そのカードの分類に合うカードを重ねていきます。


写真でいうと、「赤の2個の□」のカードの上に、赤色のカード置いて、わたしが何かひとつの条件(形など)を選択して、その条件に見合ったカードを選んでいただきます。


ここでは、わたしが考えているカードの条件をクリアできたカードを選択していただく過程で、記憶力に関して支援していきます。


猫のぬいぐるみの写真のカード




頭の中で、ものの向きを理解することを支援していきます。


病棟やリハビリ室のカード




道順障がいといわれる目的地の方角や道順がわからなくなる方に対するカードとして使用しています。


ご自分の病室にリハビリ室から帰るときに移動していく廊下やナースステーションの場所についてイメージしやすくなるように用いています。


最後に


今回もわたしが実際に行っている高次脳機能障がいがある方へのリハビリ内容について記しました。


毎日のリハビリのヒントになれば幸いです。


☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆

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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2022年11月17日のブログより転載させていただきました。

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