佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
脳卒中後、入院のための計画書やリハビリの計画書などで自分自身の病気の名前を見ることが時々あったのではないでしょうか。
「脳梗塞・急性期」「心原性脳塞栓症」「小脳梗塞」など脳卒中を分類した診断名などが計画書に記載してあります。
ご自身の病気の名前をみたとき、前の病院で記されていた病気の名前でなかったりする場合もあったでしょう。
画像引用:脳卒中予防への提言
上記は「脳卒中予防への提言」に記載されている脳卒中の分類です。
脳卒中は脳梗塞・脳出血・くも膜下出血に分類され、脳梗塞はさらにラクナ梗塞・アテローム血栓性脳梗塞・心原性脳塞栓症にわかれます。
救急病院で「脳梗塞」と病名が記されていて、転院したあとの書類に「アテローム血栓性脳梗塞」と記されていて、病気が変わっているのかなと疑問に持つ方もいらっしゃると思います。
ラクナ梗塞・アテローム血栓性脳梗塞・心原性脳塞栓症はそれぞれ発症の原因や詰まる血管の場所が異なりますが、全て脳梗塞です。
ラクナ梗塞は、細い動脈が詰まって発症します。
アテローム血栓性脳梗塞は、血管の壁にプラークが沈着して血栓ができやすくなり、それが血管に詰まることで発症します。
心原性脳塞栓症は心房細動などで心臓の中にできた血栓が脳の血管に詰まることで発症し、比較的大きな血管に詰まります。
医療関連の言葉はわかりにくいものが多いのですが、脳梗塞の中に3つの脳梗塞のタイプがあり、脳塞栓症と脳血栓などは発症原因や詰まる血管の場所が違うのだなとご理解していただければよいかと思います。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年8月5日のブログより転載させていただきました。