拇指自主训练

親指の自主トレ

佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。


昨日、親指の動きを確かめるという内容をまとめました。


親指の動きを確かめる


親指が人差し指の指腹につく形の指腹つまみを行うためには、親指の根本が開くことが大切です。




今回は、親指の根本を広げるための自主トレについてご紹介したいと思います。


▶︎クリップつまみ(洗濯ばさみつまみ)


親指と人差し指が向き合う代表的な道具の使用は、上の写真のようなクリップや洗濯ばさみです。


親指と人差し指でつまみ部分をつまむことでクリップや洗濯ばさみの先が開きますね。


力を入れにくくても、クリップや洗濯ばさみをつまむ手の形を作ることで、親指の根元が拡がります。


麻痺手の親指と人差し指を動かしにくい場合は、反対の手を使って、つまむ手の形を作ってみましょう。


▶︎球体(半円)を親指でなぞる



親指単独で根元を外にひろげながらも回転の要素を取り入れるために、球体をなぞるような動きを行っていただいています。


上の透明の球体(半円)は、ガシャポンの容器です。


写真のようにメモリを入れておくと、どこまで親指が動いたか目安になると思います。




ガシャポンの容器がない場合は、コップの上にプラスチックのボールを置いて、半円をなぞるような動きを行うこともできます。


▼コップの上にボールを置く


▼このような状態にしておく






クリップと同様に、麻痺手の嫌指のみで動かしにくい場合は、反対の手で助けるように動かしてみましょう。


☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆

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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2023年7月14日のブログより転載させていただきました。

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