佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
度々SNSで、「脳卒中は完治するのか?」という内容が白熱しているところを目にします。
現代の医学技術では、脳出血や脳梗塞となり超急性期治療の対象者でダメージを受けた脳細胞が完全に死滅する前に血栓を取り血行が再開した場合などを除くと、後遺症が残ると言う状況だと思います。
日本リハビリテーション医学会も、市民の方へ医療技術の限界について明記しています。
https://www.jarm.or.jp/civic/rehabilitation/rehabilitation_01.htm
麻痺の程度や関節の動く程度が完全に回復しなくとも、日常生活が自立する方々はたくさんいらっしゃいます。
しかし、脳のダメージが大きいと、意識が回復しなかったり、人工呼吸器を必要とする状態からなかなか回復しない方などもいらっしゃいます。
医学系の学術論文で「脳卒中、完治」や「片麻痺、完治」というワードで調べてもヒットしません。
それだけ、完治することが難しい分野だと重々にわかっているつもりです。
だからこそ、少しでも身体機能が改善するように、日常生活が自立へ近づくことができるように実践を詰むしかないと思っています。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年4月25日のブログより転載させていただきました。