佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
わたしは病院にて脳卒中後の方々やパーキンソン病などの変性疾患の方々に対するリハビリ支援を行っています。
ふと自分自身のリハビリ支援のあり方を振り返ったとき、よいリハビリ支援を提供できているのだろうかと自問自答することがあります。
よいリハビリ支援のあり方について何か資料がないかなと探していると、海外の報告ですがリハビリにおける成功とは何かについて質問したものをまとめたものがありました。
質問した対象者は患者・家族、臨床家、医療サービス管理者です。
さまざまな回答がありましたが、テーマを10個抽出されました。
① 患者・家族中心であること
② 効果的であること
③複数の専門職と連携していること
④有意義な結果に向かう目標指向型であること
⑤アクセスが可能で公平であること
⑥ケアに関する橋渡しが連続的であること
⑦エビデンスに基づき、革新や研究を促していること
⑧適切な資金と技術力があること
⑨ 満足でき、魅力的であること
⑩安全であること
抽出された内容はとても当たり前だと思えるようなことばかりでした。
自分自身のリハビリ支援が適切に行えているかの指標にしたいと思いました。
引用・参考
1) Wallace, Sarah J., et al. "What is ‘successful rehabilitation’? A multi-stakeholder nominal group technique study to inform rehabilitation outcome measurement." Clinical Rehabilitation (2023)
https://journals.sagepub.com/doi/epdf/10.1177/02692155231157181
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年10月29日のブログより転載させていただきました。