写真のように、親指と人差し指が向かい合うことで、力の向きがボタンの中心に向かい安定してつまむことができます。
上の写真のように親指と人差し指が向き合わない場合、力の向きがボタンの中央に集まらないため、ボタンが回転してしまい、つまむことが難しくなります。
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年5月31日のブログより転載させていただきました。
つまみ動作：親指と人差し指が向かい合っているか？
佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。
脳卒中後、麻痺側の手の回復とともにボタンの着け外しなどの細かい動作練習を始めた方がいらっしゃると思います。
指の細かい動作練習の中で、指を折って数えることができたり、力を入れたりすることができるのに、ボタンがどうしてつまめないんだろうと思った方が少なくないと思います。
また、麻痺の程度は軽かったり、麻痺はほとんどないにもかかわらず、ボタンがつまめなくて不思議に思った方もいらっしゃるでしょう。
わたしの普段の臨床の中でも、上記のような症状を認める方と出会ってきました。
細かい動きが行えない原因は複数ありますが、そのひとつとして、親指と人差し指が向かい合っていない方を数多く担当してきました。
ボタンのような小さいものは、ものの使用目的で異なりますが親指と人差し指が向かい合わないとつまむことが難しくなります。
の写真のように親指の力の向きが人差し指の横側に向かうよう横つまみも力の向きがボタンに向かうため、つまむことができます。
指折数えやグーパーができるのに、小さいものをつまめないという症状がある方は、親指と人差し指が向かい合ってボタンなどをつまんでいるかチェックしていただけたらよいかと思います。
☆*:.｡. 最後まで読んでいただきありがとうございました .｡.:*☆