佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。
しばらく落ち着きを見せていたかのような新型コロナウイルス新規感染者数でしたが、また少しずつ再燃してきましたね。
先月の10月は、なにもなければ島根県と大阪府に出向いて学会参加予定でしたが、さまざまなことを考慮してオンライン参加にて対応しました。
非常に悔しく、非常に悲しい気持ちとともに、怒りの気持ちが湧き出てきました。
怒りの気持ちは、心の体力を奪ってしまいます。
自分自身の感情の揺れに対して、ありのままにうけとめることは大切だと思いますが、怒りの気持ちに気がついたときには第三者の視点で自分自身の怒りと向き合うようにしています。
怒りは心の防衛反応だと言われています。
心理学的には、怒りは何らかの感情から引き起こされる二次的な感情だと言われており、自分自身を危険から守るための心の防衛反応です。
何らかの感情が心の中に溜め込みすぎると、コップから水があふれてしまうように、二次的に怒りの感情があふれ出てきます。
わたしの場合の怒りは、第三者視点で考えてみると、「世間は旅行が活発化しているのに何故わたしは出張してはいけないのかという悔しい気持ち」や「学会の準備をしてきていたのに出張出来なかった悲しさ」がたまり、怒りの感情が生まれてきたと思っています。
以下に、簡単なに自分自身の怒りのため込みやすさをチェックできるシートがあります。
わたしは普段はあまり怒りの感情は生まれにくい方だと思っていましたが、昨今のコロナ禍に自分自身の行動を制限され、心に余裕がなく、怒りの感情に達してしまったのかなと思います。
出典:せきれい
自分自身の怒りの感情に気がついたとき、怒りの根底にある気持ちは何か考え、怒りの根底にあることを解決するという対応が重要です。
また、怒り自体はかならずしもネガティブな感情だけの側面があるわけてはなく、ポジティブにとらえることで新たな一歩を踏み出す可能性がある感情だと言われています。
今回のわたし自身の怒りの感情に対しては、
□ 心の余裕作りを見直す
□ 怒りは防衛反応のひとつだと悟るきっかけだとポジティブにとらえる
□ ブログでわたしの気持ちの解釈を公開することで誰かの怒りの感情の解消のきっかけにしてもらう
という内容を考えました。
ブログに記すということは、声に出さなくとも心中にたまっている感情を少しずつ吐き出すということに似ていると思っています。
自分自身の怒りの感情をもとに、他者を攻撃するのは決して認められるものではありません。
自分自身の怒りの感情は、少しずつ吐き出したり、ポジティブな視点で考えてみたりして対応しています。
今回は、わたしの心の変化をもとに、怒りは防衛反応であることを記しました。
コロナ禍で気持ちの揺れ動きが大きい方もいらっしゃると思います。
今回のブログの内容がどなたかの心の支えになれば幸いです。
引用・参考
1) 名鉄コミュニティライフ:せきれい.2021
https://www.m-cd.co.jp/sekirei/vol103.pdf
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2022年11月6日のブログより転載させていただきました。