佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。
現在、新人さんに対して脳卒中プロトコール教育を担当しており、わかりやすい資料つくりに奮闘しています。
脳卒中後のリハビリ支援を学んでいくときに、避けて通ることができない学びの1つに「脳の機能」があります。
リハビリスタッフとして、担当させていただく患者さんのCTやらMRI画像を見て脳のどこにダメージをきたしているのか把握するだけではなく、どのような症状が出る可能性があり、必要な検査やリハビリ内容を推測する能力が求められます。
そのため、脳のどの部位にダメージをきたすとどのような症状が出るか知る必要があります。
今回紹介させていただく資料は、もともと患者さんに脳の機能をわかりやすく説明するための資料としてつくったものを、「脳卒中」という医学誌で紹介しているものです。
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「近年の神経心理学を基にした脳 CT 軸状断画像の簡易機能分布図」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jstroke/33/2/33_2_288/_pdf/-char/ja
一部抜粋:近年の神経心理学を基にした脳 CT 軸状断画像の簡易機能分布図
リハビリスタッフの方はもちろん、ご自身のCTやMRI画像の印刷されたものをお持ちの方や、病状説明で医師から脳画像の説明を受けてもう少し脳の機能を知りたいとお考えになる当事者の方にとっても有益な資料ではないかと思っています。
「インフォームドコンセントが重視される今日、受診者が画像を理解する上での端緒となれば幸いである」と報告者の先生も文末に記されているので、多くの方の目に留まっていただきたい資料だと感じています。
引用・参考
1) 村山 浩通:近年の神経心理学を基にした脳 CT 軸状断画像の簡易機能分布図.脳卒中33巻2号 2011
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jstroke/33/2/33_2_288/_pdf/-char/ja
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2023年6月23日のブログより転載させていただきました。