没有完美的治疗师

完璧な療法士なんていない

佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。

わたしは脳神経内科を標榜に掲げている病院に勤務して20年以上経ちます。

引っ越しや結婚などを機に、いくつかの病院で勤務していますが、社会人1年生から今までずっと脳神経内科がある病院で勤務しております。

学生のころ、リハビリの実習では精神科病院や高齢者施設での経験がありますが、脳卒中後の方々に対する作業療法支援を目の当たりにして、自分自身の生業として脳神経内科に絞ろうと思ったのです。

20数年、作業療法士として過ごさせていただいていますが、まだまだ足りないことばかりです。

毎年毎年優れた研究を見ては、わたしは何をやっているんだろうと悲しくなることもあります。

また、予想した回復の支援ができなかったこともあります。

回復の途中で持病の体調が悪くなったり、新たな病気が見つかることもありました。

優れたリハビリ内容でエビデンスが高いものも研究で明らかにされていますが、すべての症状にエビデンスがあるわけでもないですし、患者さんにあったオリジナルの支援が必要なことも多々あります。

完璧なリハビリ内容はないと思っていますが、完璧な療法士なんていないと思っています。

粛々と、丁寧に、研鑽をし続けることが宿命だと思っています。

☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆

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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年3月15日のブログより転載させていただきました。

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