佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
わたしが勤務している病院は、脳神経内科を掲げており、脳卒中後の方やパーキンソン病などの神経変性疾患を有する方へのリハビリ支援を行っています。
おひとりおひとりのニーズやお身体の状態などを把握して、個別的な支援を行います。
脳卒中後の麻痺手については、ダメージを受けた場所やその大きさなどによって今後の回復状態もかわります。
脳卒中を発症したとき、全く腕がだらんとした状態の麻痺が出現し、180日近く時間が経っても麻痺の状態が変わらないこともあります。
医療保険で対応できる時期は発症から180日までなので、自宅退院後は介護保険をお持ちであれば訪問リハビリやデイケアを利用してリハビリを続けることができます。
介護保険をお持ちでない場合、外来通院ができますが、2024年10月現在では、月13単位(1単位20分)までです。
発症から180日経つと、リハビリスタッフと行うリハビリ時間はグッと少なくなります。
限られた時間で、麻痺手の機能回復を大切にリハビリに取り組むのか、できることを増やすためのリハビリを大切にするのかは、おひとりおひとりの考え自体を大切にすることが大切だと思っています。
おひとりで服が着れるようになるために、麻痺手が動きやすくなるリハビリを行ったり、反対側の手で麻痺手をサポートしながら服を着ることができるリハビリをしたり、この両方を取り組んだりという考えです。
リハビリはどのようなお気持ちで取り組んでいるのか、どのようになりたいのかというおひとりおひとりの気持ちを大切に、病院でのリハビリ支援を行っていきたいと思います。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年10月4日のブログより転載させていただきました。