佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
普段の臨床場面やSNSのメッセージなどでよく質問をいただきます。
梅雨時期や台風が近づく時に多い質問として「偏頭痛は脳卒中が起こる前兆ですか?」という内容をいただきます。
湿度や気圧の変化に伴って、耳鳴りが起こったり頭が痛くなる方もいらっしゃると思います。
これらはいわゆる「気象病」で、わたしも次の日に雨が降るようなときは頭が痛くなる時があります。
頭が痛くなると、脳卒中を経験している方は、再発の予兆かなと思い、心配になる方が少なくないと思います。
日本人で慢性的な頭痛で悩んでいる方は、約4,000万人と言われているほどよく見聞きする体の不調です。
頭痛にはさまざまな特徴があり、分類分けされています。
偏頭痛は頭痛の種類の中では一次性頭痛に分けられ、頭痛自体が病気で命の危険性には関わらないとされています。
しかし、頭痛の分類の中でも二次性頭痛は、頭痛を引き起こす病気が存在しており、命の危険性に関わる可能性がある頭痛とされています。
二次性頭痛にはくも膜下出血や脳出血や脳炎などがあります。
二次性頭痛と判断できる場合は、すぐに受診してください。
~二次性頭痛の可能性チェック~
□普段と異なる激しい頭痛が突然起こった
□徐々に悪化する頭痛がある
□よだれが出る、手足が動きにくくなる症状がある
□話しにくくなる症状がある
□発熱していたり、意識がもうろうとしたりする
また、慢性的に偏頭痛を持っていらっしゃる方は、普段の診察などで主治医にいろいろ尋ねてみても良いかと思います。
なかなかおひとりでは判断出来ないことが多いと思いますが、自己判断ではなく主治医などにご相談くださいね。
引用・参考
1)片頭痛
https://www.jhsnet.net/GUIDELINE/gl2013/075-113_2-1.pdf
2)片頭痛ガイドライン
http://asunorinsho.aichi-hkn.jp/wp-content/uploads/2015/08/2006_1802_081.pdf
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年8月15日のブログより転載させていただきました。