中风后开始步态训练的标准

脳卒中後の歩行練習の開始基準

佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。


脳卒中後、さまざまなリハビリを実施しますが、お体の状態や医師からの指示などによってリハビリ内容を考えなくてはなりません。


お体の状況によっては、病棟でのベッド上でのリハビリのみ医師から許可が出ている場合がありますし、特段の運動制限がない方もいらっしゃいます。


そんな中、「脳卒中後、歩く練習はいつからできるのですか?」というご質問をよくいただきます。


脳卒中後、歩行練習を開始するタイミングはその方の状態の見極めがとても大切です。


今回は、脳卒中後の歩行練習の開始基準についてまとめていきたいと思います。


歩行練習の開始基準


① 安静度の指示


脳卒中後、医師の指示によってリハビリを開始しますが、その際に必ず「安静度」を確認します。


安静度とは、医師によって決定されるもので、運動や動作の制限のことをいいます。


安静度がベッド上に限られる場合は、ベッドの頭を起こした状態で食事をしたり、おむつ内で排泄をするように指示が出されることが多いです。


このような安静度のうち、「歩行可」や「歩行練習可」などの指示が出ている場合は歩行練習が開始できます。


② バイタルサインが安定している


バイタルサインとは、体温・血圧・脈拍・酸素飽和度などのこといいます。


運動負荷によって血圧が上がりすぎたり、逆に下がりすぎたりすると、脳卒中再発の危険性が高まるので、医師の指示に従ってバイタルサインを確認しながらリハビリ対応をしていきます。


③ 立位保持が可能・足踏みが可能


歩くときは立った姿勢で足踏みを連続で行う必要があるので、立位保持の状態や立って足踏みができるかチェックします。


立ったり足踏みしたりする方法は、手すりを持ったりリハビリスタッフの介助が必要でも構いません。


立位保持の状態や立っての足踏みの状態を総合的に観察しながら歩行練習の可否を判定していきます。


④ 病院・施設の歩行に関するリハビリ機器の有無


歩行に関するリハビリ機器は数多くありますが、全ての病院や施設で揃っているわけではありません。


ロボットスーツHAL®︎や免荷式歩行器や免荷式トレッドミルなどがある病院や施設では、立ち上がりがリハビリスタッフの介助があってもできない方も歩行練習が開始できる可能性があります。


ロボットや吊り下げ式のベルトがあることで、立つ姿勢が保てなかったり立って足踏みができないとしても、リハビリ機器が動きをアシストするので歩行練習を開始することができます。


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最後に

今回は脳卒中後の歩行練習の開始基準について記しました。


患者さんの安静度やバイタルサインについては、医師の指示を仰ぎながら歩行練習ができるか確認していきます。


また、患者さんの立ったり足踏みしたりすることができるかどうかの体の状態からも見極めますが、体の動きをサポートするロボットなどがあると体の動きをアシストしながら安全に歩行練習を開始することができます。


患者さんひとりひとりの状況を確認しながら、さまざまなリハビリができるように精進したいと思います。


☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆

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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2023年5月10日のブログより転載させていただきました。

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