佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。
みなさんは「セルフネグレクト」という言葉を見聞きしたことがありますか。
「ネグレクト」という言葉は「無視、怠ること」という意味で、幼児虐待で頻繁に見聞きするようになっているなと感じています。
たまたま、脳卒中後の気持ちの変調について調べていた時、「セルフネグレクト」という言葉を見つけました。
わたしは恥ずかしながら、知らない言葉でした。
脳卒中後のうつについては少しずつ浸透している言葉だと思っていますが、うつとは違うお気持ちの変調として「セルフネグレクト」が取り上げられていました。
セルフネグレクトは背景にはうつ病があったり他の病気が背景にある場合もあるそうです。
セルフネグレクトは「自分のケアをやめてしまう、おっくうになる」状態です。
✔️ お風呂に入らなくなる
✔️ 部屋を片付けなくなる
✔️ 食事をとらなくなる
✔️ 病気があっても病院にいかなくなる
これらの状態が続きます。
うつ病と似ている点もありますが、うつ病と異なる点は、うつ病の主な症状が「気分の落ち込み、興味関心の低下、睡眠障害」などという点です。
脳卒中後、自宅に退院してから思うようにいろんなことができなかったり、思っていたことと異なっていたりと気持ちに変調を来しやすくなる場合があります。
そのような状況がある可能性についても、しっかり把握して毎日のリハビリ支援にあたりたいと思います。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年10月28日のブログより転載させていただきました。