佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
先日、著者ご本人からご紹介いただいた本がようやく届きました。
著者:MI•HO•KO
「事故から始まるAnother Life やっとつかんだMy Life」
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書籍詳細:文芸社ホームページから引用
「10代から目指していた英語講師となり、さらに英語力に磨きをかけるため、社会人留学を果たした著者。しかし留学先のカナダで交通事故に遭い、人生が一変する。命はとりとめたが高次脳機能障害を負い記憶が困難に。社会復帰を目指し作業療法士の専門学校へ通うものの記憶障害のために挫折──学生時代からともに歩む夫、家族、友人たちに支えられ、障害と共存するまでの20年間の記録。」
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▼文芸社ホームページ
https://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-22667-5.jsp
これまで、脳卒中後や交通事故後の当事者の方が書かれた本を数冊読んできましたが、そばにいるご主人をはじめとする周囲の方の声も書かれている本はわたしにとっては初めての本でした。
MI•HO•KOさんの高次脳機能障害の状態について、日常生活場面で起こることが具体的に書かれていて、大変勉強になりました。
また、ご自身の葛藤や周囲の方からの言葉が否定的に感じ取られたり注意を受けているように感じて自己嫌悪に陥っていた心の状態もありのままに書かれていました。
また、諦めることなく自分自身で何ができるのかチャレンジし続ける強さも書かれていました。
わたしが勤めている病院では、高次脳機能障害を有する方々のリハビリ支援を行っています。
リハビリ支援の中では、高次脳機能障害についてしっかり状況を把握し、メンタル面もサポートしていきますが、MI•HO•KOさんの本を読んでまだまだ自分に足りないことが多いと気付かされました。
ご紹介いただいたこの本は、高次脳機能障害を有する方々の支援を行う関係者に読んで欲しいなと思います。
リアルな日常が事細かに書かれており、高次脳機能障害がどのように日常に影響を与えていて、気持ちがどれだけ揺さぶられているのかわかります。
この本をご紹介いただいたMI•HO•KOさんに、心からお礼を述べさせていただきます。
本当にありがとうございました。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2023年10月29日のブログより転載させていただきました。