佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。
先月の10月15日〜16日にかけて、第20回日本神経理学療法学会学術大会が開催されました。
わたしは残念ながら、現地参加は断念して、ただいまアーカイブ配信にて学びを得ています。
今回の学術大会は、開催前の数ヶ月前からTwitterで盛んに情報発信がなされていており、更新される情報を楽しみにしていました。
Twitterのハッシュタグ #JSNPT2022 は、いまでも盛んに発信されており、多くの方が今でも交流しているのがわかります。
学術大会前に、わたしはあるツイートに惹かれました。
それは、不整地路を手作りで作っている動画がアップされたツイートでした。
わたしは、自分の職場でも使いたいと思い、ようやく作成することができました。
幅約90cm長さ約450cmの不整地路が出来ました。
屋外歩行では、さまざまな環境に対応することが求められ、斜面や砂利道や道路の凸凹があっても安全に歩くことが大切です。
特に、路面の凸凹上を歩くときは、足裏への体重のかけ方がバラバラとなりつつも、しっかり足に体重を乗せて、股関節や膝が安定することが求められます。
入院中に、屋外歩行練習ができればよいのですが、コロナ禍で屋外歩行練習に制限があったり、屋外歩行練習の耐久性がない方はリハビリ室などで歩行練習を留めなければならない場合が多いです。
▼ 不整地路に関するさまざまな報告
□ 荒木大輔 他.脳卒中患者における屋外歩行時の視線特性(2021)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/36/5/36_737/_pdf/-char/ja
□ 吉田 啓晃 他.脳卒中片麻痺者の不整地歩行における麻痺側下肢遮蔽の影響(2012)
理学療法学Supplement
そのため、屋内にいながら不整地路の歩行練習が出来る手作りの不整地路の作り方をツイートでみたときには、早く作りたくてうずうずしていました。
コロナ禍で、現地参加での学会などの参加はできていませんが、インターネットの普及で自宅に居ながらも学びの機会を得ています。
今回の不整地路作成にいたることができたのも、学術大会にアーカイブ参加予定だったことが大きいと思っています。
学びの機会を逃さぬよう、アンテナを張り続けていきたいと思っています。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2022年11月4日のブログより転載させていただきました。