佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
先日、意識的に麻痺手を日常生活場面で使うことをすすめる理由について記しました。
https://ameblo.jp/aoi19780728/entry-12860530475.html
麻痺手で何かを持ったり操作したりできる場合、日常生活場面でどのように麻痺手を使えばいいかイメージしやすいかもしれませんが、麻痺手がほとんど動かない場合、どのように日常生活場面で麻痺手を使っていけばよいかわかりにくいかと思います。
麻痺手がほとんど動かない場合に日常生活場面で麻痺手を使う方法は、「押さえる」「載せる」という参加のさせ方だと思っています。
麻痺手で何かを「押さえる」とき、麻痺手だけの動きで押さえたいものに手を伸ばすのではなく、反対側の手で麻痺手を押さえたいものまで動かします。
例えば、新聞を読むとき、新聞を麻痺手で押さえると言った使い方です。
麻痺手を「載せる」という使い方の代表は、食事をするとき、テーブルに麻痺手を載せるという方法です。
https://ameblo.jp/aoi19780728/entry-12859193389.html
また、椅子やソファに座ってくつろいでいるとき、太ももの上に麻痺手を載せるという参加のさせ方があると思っています。
日常生活場面で麻痺手を使うというと、麻痺手だけで何かしないといけないのかなと思う方が少なくないと思います。
もちろん、この方法も素晴らしいのですが、なかなか動きにくい場合は反対側の手の力を借りて日常生活場面で使っていくことも大切だと思っています。
同じ方法が全ての方に当てはまるものではありませんので、ご自身にあった方法を見つけていくことも大切だと思っています。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年7月22日のブログより転載させていただきました。