佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。
自分自身の考えを貫き通そうとしたり、自分の頑張りを続けていこうとするとき、周囲から嫌なことを言われたり、否定的な態度をとられたりしたことはありませんか。
自分自身で考えて行動した結果を周囲の方が否定的にとらえてしまうと、気持ちが落ち込んでしまうことも。
周囲の方とうまくつきあうための人間関係の考え方が楽になる法則があります。
どちらも似ていますが、少し考え方の視点をかえるだけでも心が楽になると思います。
今回は、人間関係の考え方が楽になる考えをご紹介します。
2:7:1の法則
ひとつは、カール・ロジャースの2:7:1の法則です。
カール・ロジャースはカウンセリングの提唱者で、さまざまな書籍を世に送り出しています。
以前、ブログでもカールロジャースの言葉を引用して、メンタルケアについてしたためました。
『メンタルケア:共感的サポート・積極的傾聴』
佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。 先日、「メンタルケア:自己関連づけを断とう」と題して記しました。 『メンタルケア:自己関連づけを断と…
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2:7:1の法則は、人間関係の法則と言われています。
10人いれば、
✔ 2人は気が合う人
✔ 7人はどちらでもない人
✔ 1人は気が合わない人
という考えです。
もし、あなたがとてもよい目標をもったり考えを生み出したりしたと考えて見ましょう。
周囲に10人いると仮定すれば、あなたが考えた内容についてどんな考えであっても2人は無条件で賛同してくれます。
7人の方は、そのときの状況やそのときの気分で意見が変わるどちらでもない人です。
1人の方は、どんなによい意見を考えたりよい行動をしたりしても、否定したり嫌な態度をとると言われています。
自分自身でどんなに良いと思って目標を持ったり考えを生み出したりしても、1人の方は賛同することができないと言うことです。
その1人にいくら説明しても受け入れてくれることは難しいと考え、説得することを目指すより、自分自身の考えを大切にすることにエネルギーを注いだ方がよいと思っています。
262の法則
262の法則は、パレートの法則から派生したものと言われています。
パレートの法則は、経済学者のビルフレッド・パレートが見いだした法則で、「全体の8割は、全体のうちの2割の要素が生み出している」というものです。
例えば、企業の売り上げの8割は、従業員の2割が生み出している経験則のこと。
パレートの法則から派生した考えの「262の法則」は、ロジャースの2:7:1の法則の割合が異なりますが、考えはほとんど同じです。
周囲に10人いれば、賛同する人2人・どちらでもない人6人・否定的な方2人という考え方になります。
自分の考えを大切に
2:7:1の法則や262の法則を知ると、自分自身でどんなによい考えを持ったとしても、周囲には否定的な方が1~2人はいると言う風に考えることができます。
この否定的な考えの1~2人の方を説得するのにエネルギーを注ぐより、自分自身の考えを大切に進んで行きたい方向に前向きになることが大切です。
人間関係について考え方が楽になるように、視点を変えてみることも重要でしょう。
,゚.:。+゚最後まで読んでいただきありがとうございました,゚.:。+゚
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2022年10月1日のブログより転載させていただきました。