关于跌倒的因素

転倒に関する要因

佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。

脳卒中後、入院している時は転んだことがなくても、退院して自宅での生活が始まってから家の中で転んだ経験がある方が少なくないと思います。

そのような方々のお話を伺うと、「家に帰ってから足の麻痺が強くなったのかな?」「病院では大丈夫だったから家でも大丈夫だと思った」などお聞かせてくださいます。

高齢者を対象とした報告では、施設内での転倒の約20%に履き物が原因の転倒であると記されています。

履き物が原因の転倒の約75%が靴下のみ履いて歩いていて転倒しています。

この調査は脳卒中後の方々を対象とした調査ではありませんが、ご自宅で転倒したとき、靴下のみをはいて歩いているときに転倒した経験がある方を見聞きします。

脳卒中発症前は、家の中ではスリッパや靴下を履いて歩いていた方が多いのではないでしょうか。

他の国と比較して、屋内で靴を履いて生活するスタイルではない方が大半だと思います。

入院中も靴を履いてリハビリ室まで移動したり、トイレまで歩いていたと思います。

しかし、自宅退院後、病前と同じような考えで靴下やスリッパを履いて歩いて転倒することがあるのだと思います。

脳卒中後の転倒の要因は、身体機能由来の因子・行動パターンによる因子・環境由来の因子の3つに分けられます。

この考えを含めて考えると、靴下のみ履いて自宅内を歩いて転倒するということは、

✔️ 靴下だけ履いて歩く能力が備わっていない

✔️ 靴下だけ履いて歩くことが危ないにも関わらず、靴を用いるなどの対策を取らなかった

という、身体機能由来と行動パターン由来の因子があって転倒してしまったと考えることができると思います。

自宅退院後を想定して屋内歩行に対して支援するとき、杖歩行や壁伝いなど歩くパターンだけではなく、靴を履くのか靴下のみでも大丈夫なのか入院期間中に考えていきたいと思っています。

引用・参考
1) Menz, Hylton B., et al. :Footwear and falls in long-term residential aged care facilities: an analysis of video capture data. Gerontology 70.6 (2024): 611-619.

 https://karger.com/ger/article/70/6/611/906153/Footwear-and-Falls-in-Long-Term-Residential-Aged

2) Freiberger, Ellen. :Falls prevention: adherence, fear of falling, assessment, and intervention. Journal of aging and physical activity 30.4 (2022): 569-571.
https://journals.humankinetics.com/downloadpdf/view/journals/japa/30/4/article-p569.pdf

☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆

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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年10月21日のブログより転載させていただきました。

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