自我形象和同伴咨询

セルフイメージとピアカウンセリング

佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の 橋間葵です。


昨日は、セルフエフィカシーについて取り上げました。

セルフエフィカシーが高まるために

セルフエフィカシーは、簡単に言うと、自分についての自信ですが、似ている言葉に「セルフイメージ」というものがあります。


セルフイメージは、「自分自身ついてどのようにイメージしているか」というものです。


今回はセルフイメージについて取り上げていきます。


セルフイメージとは


セルフイメージとは、「自分自身についてどのようにイメージしているのか」というものです。


イメージの内容によって、ポジティブなセルフイメージやネガティブなセルフイメージと分けて考える方法があります。


例えば、「わたしはいつだって元気にいられる」というセルフイメージがあれば、ポジティブなセルフイメージを持っていると言えるでしょう。


「わたしは、周りの人と話すのが苦手だ」というセルフイメージがあれば、ネガティブなセルフイメージを持っていると言えます。


一般的にセルフイメージがネガティブな状態では、自分自身の力が十分に発揮できないと言われています。


セルフイメージは、今までの体験や教育や環境などでつくられていきます。


セルフイメージとピアカウンセリング

セルフイメージについて本を読んだり、インターネットで調べていると、ピアカウンセリングに通じるものがあるなと実感しています。


現在も学んでいるピアカウンセリング講座では、お一人お一人が自分自身のあり方に気がつき、自分の新しい面を発見して、自分自身で成長するためのワークが盛り込まれています。


ネガティブなセルフイメージをいっぺんに変えることは出来ませんが、心の奥にたまっていることを少しずつ話していくことで、新たな自分に気がつくことも。


また、ピアカウンセリングでは、最近嬉しかったことや新たに発見したことを話すワークが設けられているので、セルフイメージが高まると考えています。


セルフイメージは、達成したこと・嬉しかったことなどをリスト化していくことで高まると言われているので、ピアカウンセリングの手法そのものだと思っているのです。


さらに、ピアカウンセリングでは参加している方々の話を聞き合うことを大切にしていますが、これがモデリングの活用に通じると考えています。


モデリングとは、理想とする人物の行動をまねてみて、自分の行動を変えていくという方法です。


ピアカウンセリングの場で、参加者の話を聞き合うことで、「あの人のやっていることは素敵だな」「あの方はあんな方法で外出しているから、わたしもやってみようかな」などの気持ちが生まれることがあります。


このようなモデリングを活用して、自分自身の行動を変えていくことは、新たな経験となりセルフイメージが変わるきっかけとなるのではないかと考えています。


わたし自身もセルフイメージが変わった


ピアカウンセリングについて学び始めてから2年近くが経とうとしています。


実は、わたしのセルフイメージは、ポジティブなものばかりではありません。


しかし、ピアカウンセリングについて学んでいるうちに、「こんなわたしでいいんだ」と思える機会が増えました。


2年近く共に学んでいる方からは、「インターネット越しだけど雰囲気が変わったのがわかる」と言われます。


学びの中で、セルフイメージが変わっていく実感が自分自身でもわかりますし、他者から見ても変化しているので、ピアカウンセリングの学びは大切なものだなと思っていることばかりです。


これからもピアカウンセリングについて学びを深め、毎日の臨床場面や当事者会に活かしたいと思っています。


引用・参考
1) 池田 優子:ピアカウンセリングの理論と実際. 日本保健医療行動科学会年報 Vol.26 2011.6

https://www.jahbs.info/journal/pdf/vol26/vol26_3_2.pdf


☆*:.。. 感谢您阅读到最后.。.:*☆

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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2022年9月24日のブログより転載させていただきました。

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