注意自主训练姿势的理由

自主トレの姿勢に気をつける理由

佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。

脳卒中後の自主トレは非常にたくさんの方法があり、本やインターネットを見て情報を集めて、自分にあった内容を選んでいくことがなかなか難しいなと思っている方が少なくないと思います。

自主トレについて、相談までには至らなくとも疑問をお寄せいただいたり、見聞きする内容のひとつとして、「座ってする方法は簡単だから立ってやってみようと思うけど…」というものがあります。

例えば、座って行う足踏み運動が簡単に感じるので、立って足踏みを行ってみようと思うことです。

一見、簡単そうに見えても、座って行う内容と立って行う内容には難易度が全く異なります。

特に、バランスが不安定な方で座って行う自主トレが簡単に感じても、立って行うとバランスを崩して大変な目にあってしまったということも見聞きします。

関節が必要な範囲に動かすことが出来たり、筋力がついてきたように思えても、感覚が弱かったりバランス機能がうまく働かないと、立った状態で自主トレを行うことにリスクを伴います。

リハビリスタッフに相談できる場合は、自主トレの姿勢についてしっかりアドバイスをいただくことが大切です。

リハビリスタッフに相談することができない方は、ご自身の身体の状態にあった姿勢で自主トレを行うことが大切です。

自主トレをしっかり長く続けるためには、自主トレを楽しむことが大切ですが、安全に配慮した取り組みに重きをおくことも重要だと思っています。

☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年9月20日のブログより転載させていただきました。

ブログに戻る