以下是我研究的关于脑卒中后步行的内容

脳卒中後の歩行に関して調べたこと

佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。

近日、歩行に関する内容を調べることが多かったり、現場で歩行について考える機会が増えています。 ました。

特に、脳卒中後の歩行障害に対して、どのような状態の方にどのようなリハビリを実施すれば、どのような効果が得られるのかという内容に絞って調べています。

また、万能型のリハビリがあるわけでもなく、ある患者さんには効果があっても、別の患者さんには合わないといった内容の報告も増えつつあると思い、そのような内容を調べることも多くなりました。

https://ameblo.jp/aoi19780728/entry-12833142003.html

今回は、わたし自身の健忘録として、最近調べた歩行に関する内容を記していきたいと思います。

免荷式トレッドミル歩行練習

文献1)は脳卒中後の片麻痺患者27名に対して、免荷式トレッドミルを用いた歩行練習と平地歩行を12週間行い効果をみたものです。

歩行速度・活動量(歩数)・持久力・バランスなどについて実施前後で評価しています。

この報告の特徴は、反応があった(改善した)者と反応がなかった(変化がなかった)者について考察を加えているところだと思います。

文献2)では免荷式トレッドミル歩行についてのシステマティックレビューの論文ですが、歩行能力の改善に有効であるという明確なエビデンスは出せなかったとしています。

その理由として、プロトコールといって研究方法などが一定ではないということが挙げられています。

5カ国でのガイドライン

文献3)にて、カナダ・スコットランド・オーストラリア・アメリカ・イギリス5カ国(6つのガイドライン)での歩行に関するリハビリ内容のエビデンスの強さについて確認することができます。

歩行練習の方法としては、トレッドミル歩行やロボット訓練、電気刺激を用いた方法やバランス訓練など14種類の方法についてエビデンスの強さを表にして示しています。

5カ国(6つのガイドライン)にて、全てのガイドラインで推奨レベルであったものはなく、3つのガイドラインで強い推奨としている歩行練習方法が5つある状態で、2つ以上のガイドラインで高いエビデンスレベルと表記している歩行練習方法は4つありました(推奨レベルととエビデンスレベル両者表記がかぶってるものもあり)。

この報告からも、万能な歩行練習があるというわけではなく、ガイドラインが異なると解釈も異なるんだなと言うことがわかりました。

脳卒中治療ガイドライン2021での歩行訓練

脳卒中治療ガイドライン2021にて、推奨度が高く(推奨度A)エビデンスレベルも高いもの(エビデンスレベル高)ものは、「歩⾏可能な発症後早期脳卒中患者に対して、歩⾏速度や耐久性を改善するためにトレッドミル訓練」と「歩⾏機能を改善させるために、頻回な歩⾏訓練を⾏うこと」であることが確認できます。

前述の免荷式トレッドミル訓練について、脳卒中治療ガイドライン2021では「亜急性期において,バイオフィードバックを含む電気機器を用いた訓練や部分免荷トレッドミル訓 練を行うことは妥当」と記されていました。

総括として

ある患者さんには万能のようなリハビリ内容でも、他の方には適応しないというようなリハビリ内容もあります。

基礎についてはしっかり知る必要があると思っていますが、多角的な視点でものごとを把握して臨床に向き合いたいと思っています。

引用・参考
1) Bowden MG, et al. Locomotor rehabilitation of individuals with chronic stroke: difference between responders and nonresponders. Arch Phys Med Rehabil. 2013 May;94(5):856-62.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23220082/

2) Louise Ada et al. Randomized Trial of Treadmill Walking With Body Weight Support to Establish Walking in Subacute Stroke; The MOBILISE Trial. Stroke. 2010;41;1237-1242

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20413741/

3) Hebert, D, Teasell, R (Writing Group Chairs) on Behalf of the Canadian Stroke Best Practice Recommendations STROKE REHABILITATION Writing Group:CANADIAN STROKE BEST PRACTICE RECOMMENDATIONS Stroke Rehabilitation Evidence Tables Mobility, Balance and Transfers. Heart and Stroke Foundation December 2015
https://www.strokebestpractices.ca/-/media/1-stroke-best-practices/rehabilitation/2015csbprrehabilitationevidencetable61mobilitytransferandbalance2015december10.ashx?la=en&hash=0F014F30A7682D36C5D6A7B684211716EFF5B850

4) 松野 悟之:脳卒中治療ガイドライン2021における リハビリテーション領域の動向.理学療法科学 37(1):129–141, 2022
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/37/1/37_129/_pdf

☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆

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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2023年12月21日のブログより転載させていただきました。

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