佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
ブログを読んでくださっている方から、「麻痺手の細かい動きの練習方法を知りたい」というお問い合わせをいただきました。
これまで、物を握ったり、つまみ動作を行ったりする方法をお伝えしています。
今回は、手指1本1本の細かい動きや手のひらの動きも必要な手指の細かい動きの練習方法をご紹介します。
手の中に細かいものを複数握りながら1つずつ指で滑り出す
さまざまな形のパスタを手の中に収めて、1つずつ指で押し出す方法です。
手の中のパスタを落とさないように握る指と、1つずつ押し出す指を組み合わせて実施する必要があります。
1つずつ押し出すパスタの動きが一定しないので、押し出すのに最もよい動きを考えながら、どの指で押し出したり、転げ落としたらよいか試行錯誤する必要があります。
パスタの応用として、大豆でも同じように1つずつ押し出していきます。
大豆は手の中で転がり落ちる可能性がありますので、手のひらの窪みをしっかり維持しながら、手指を巧みに動かす必要があります。
太いペンを手指でくるくる回す
マジックペンなどを手指でくるくる回します。
5本の指が協調して動く必要がありますので、難易度の高い動きだと思います。
最後に
今回は、家庭にあるものでできる細かい動きの練習についてご紹介しました。
自主練習として「こんな方法やっています!」というものを教えいただけると嬉しいです。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2023年5月25日のブログより転載させていただきました。