佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
立ち上がるとき、足を後ろに引いて立ちましょうと指導を受けたり練習を行ったりした方がいらっしゃるのではないでしょうか。
立ち上がるとき、特段に足の病気や麻痺がないときは無意識に両足を少し後ろに引いて立ち上がるので、体は少ない力で立つことができます。
▼ 立ち上がる瞬間、少し足を後ろに引いています。
立ち上がるときは、胴体を前に倒して、体重を完全に足に移動することが必要です。
完全に足に体重を移動させた後、体をまっすぐに起こしていきます。
▼ 足を前に出した状態での立ち上がり
足が前に出た状態で立ち上がりを行おうとすれば、たくさん胴体を前かがみさせないと、足に体重が移動しません。
また、足に体重が完全に移動しても、たくさん前かがみにした胴体をまっすぐ起こすのにたくさん力を使います。
2つの立ち上がりの動画を比べると、膝より足が少し後ろにある方が立ち上がりやすいことがわかると思います。
立ち上がりに時間がかかったり、力が必要だったりするとき、足が膝より前に出過ぎていないか確認してみることも大切だと思います。
立ち上がりに関して、ご自身でチェックするために、この動画を活用していただけると嬉しいです。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2023年5月20日のブログより転載させていただきました。