用于中风后康复和护理的瘫痪手矫形器

脳卒中後のリハビリやケアで用いられる麻痺手の装具

佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。


脳卒中後の麻痺手のリハビリを行うとき、装具(スプリント)を用いたリハビリを行った経験がある方がいらっしゃるのではないでしょうか。


装具とスプリントはどう違うのかというご質問を頂くことがありますが、一般的には義肢装具士がつくったものを装具、療法士がつくったものをスプリントということが多いようです。


今回のブログでは、一括して「装具」と称して、脳卒中後のリハビリやケアで用いる装具について記していきたいと思います。


麻痺手に対する装具の目的


脳卒中後の麻痺手に対する装具の目的にはさまざまなものがあります。


□ 痙縮が出現している筋肉を持続的にストレッチして、筋緊張の増大を制御する


□ 変形や関節拘縮を改善・予防する


□ 麻痺手の機能を補完・代償する


麻痺手の動きを阻害する要因として、筋肉のこわばりや関節拘縮があげられます。


筋肉のこわばりや関節拘縮の改善のための装具を用いて、麻痺手が動きやすくなるよう対応し、麻痺手の動きを促すリハビリを行います。


また、麻痺手を動かすために足りない動きを装具が補うことで、つまみ動作などが練習できるように対応します。


下の図は、手指が伸びるかどうか、手首が動くかどうかなどで、必要とする装具の目安があります。




出典:痙縮に対する装具療法の最近の知見


麻痺手によく用いる装具の種類


麻痺手に使用する装具は、「ストレッチを目的にしたもの」と「麻痺の手の機能を補完・代償する目的のもの」に分けられます。


ストレッチを目的にしたもの


手関節持続伸展装具





手関節持続伸展装具は、手関節の関節拘縮を予防や改善のために用いられます。


肘関節持続伸展装具


出典:痙縮に対する装具療法の最近の知見


肘関節持続伸展装具は、肘関節の関節拘縮を予防や改善のために用いられます。


指ストレッチボード

お役立ち情報:手指のストレッチボード


手指のストレッチボードについては、以前ブログにしたためておりますので、参考にしていただけると嬉しいです。


麻痺の手を補完する目的のもの


CMバンド


出典:痙縮に対する装具療法の最近の知見


親指と人差し指の間を広げて、親指と人差し指でものがつまめやすくなるような装具です。


短母指対立装具



出典:痙縮に対する装具療法の最近の知見


親指が対立位になりやすく動きを補完し、つまり動作が行いやすくなります。


最後に


今回は装具について簡単ではありますが、ご紹介しました。


装具については、お体の状態での適応や使用の目安がありますので、リハビリ担当のスタッフに詳しく聞いていただければと思います。


みなさんのお役に立てれば嬉しいです。


引用・参考
1)猪狩 もとみ:痙縮に対する装具療法の最近の知見.バイオメカニズム学会誌,Vol. 42,No.4(2018)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sobim/42/4/42_231/_pdf


2)矢崎 潔 他:脳卒中片麻痺患者の上肢装具.日本義肢装具学会誌Vol.7
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspo1985/7/4/7_4_351/_pdf/-char/en


☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆

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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2022年10月26日のブログより転載させていただきました。

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