佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
昨日は日本作業療法協会主催の「臨床実習指導者講習会」を受講しました。
作業療法士になるには、大学や専門学校などの養成校で学び、作業療法の国家試験を受験し合格することが必要です。
大学や専門学校などの養成校で学ぶときは、学内の勉強だけではなく病院や施設に出向き、所定時間の実習を行う必要があります。
実習では、実際の作業療法がどのように展開されているのか、患者さんや当事者のご協力をいただきながら学びを深めていきます。
以前は、国家資格を得てから臨床経験が5年以上あれば臨床実習指導者として実習のときに学生を教育することができましたが、新たなカリキュラムとなり、実習をうけるには臨床実習指導者講習会を修了していることが必要となって、現在移行期にあたります(現在大学4年生は旧カリキュラム・3年生は新カリキュラム)。
当院は、すでに臨床実習指導者講習会を受講修了しているものが在籍しているので、今年も実習生を受けることができていました。
わたしも、今回の講習会を修了したので、臨床実習の統括者として運営にあたることができます。
今では信じられないでしょうが、わたしが学生時代は徹夜は当たり前、レポートの量も多く、宿題もたくさん提出しなければならない状況でした。
このような臨床実習の体制が問題となり、現在では法律上の整備もすすみ、病院などでの実習と自宅での自己学習あわせて週45時間以内の時間調整が必要となっています。
限られた時間や限られた書類作成の中で、よりよい実習となるためには、学生を担当する現場の指導者の力量にゆだねられています。
実り多い実習を体験していただき、若手を育てることは、さまざまな病気や障害をお持ちの方々への支援体制にも影響すると思っています。
よりよい教育は、よりよいリハビリ支援のひとつだと思い、学生を担当するときは真摯に向き合っていきたいと思っています。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2022年9月26日のブログより転載させていただきました。