佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
脳卒中後、入院でのリハビリ期間を経て自宅に帰って、浴槽にゆっくり入ってお風呂を楽しめるようになった方が多いのではないでしょうか。
病院の規模にもよると思いますが、入院中はシャワー浴だった方が少なくないと思います。
自宅に退院して、いざ自宅の浴槽につかったとき、麻痺側の足が浮いた方や麻痺側の足が浮いてお尻が前に滑ってお風呂に頭ごとつかりそうになった方がいらっしゃると思います。
麻痺側の足は、どうしても浮力に耐えられないことがあり、今までと同じように背中を浴槽の壁に持たれるように入ると、足が浮いてしまうことがあります。
麻痺側の足が浮かないようにし、安全にお風呂に入るためにはいくつかのポイントがあります。
① 後ろにのけぞった姿勢ではなく、前かがみの姿勢で入る
② 両方の足裏を浴槽の壁につける
③ 万が一のために手すりがあれば握ったまま浴槽に入る
このような対策をとっていただくことが多いです。
①の前かがみ姿勢はなかなか作りにくいので、浴槽内のいすに座っていただく方法をとることがあります。
▼ 浴槽内いす
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浴槽内いすは、介護保険での購入対象です。
必要だなと感じた場合は、ケアマネージャーなどに相談してください。
みなさんのお役に立てれば幸いです。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年10月17日のブログより転載させていただきました。