佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。
ピアカウンセリングについて学び続けていますが、わたしには頼もしいミーティングメンバーがいます。
定期的に集まり、勉強の内容を共に振り返ったり、毎日の仕事や支援などの関わりの中での問題を共有して話を持つ機会を得ています。
先日もミーティングがあり、さまざまな内容が話題に上がりました。
その話題の中でも、忘れてはいけないなと感じるものがありました。
それは、
「みんな違って当たり前」
「それを理解しているかどうかが大事」
と、いうこと。
脳卒中後の方々の症状は、似ている部分はあるかもしれませんが、100%同じ症状という方はいらっしゃらないのではないでしょうか。
100%同じでないからこそ、オーダーメイドの支援が必要ですし、同じようなリハビリ内容でも合う方合わない方がいらっしゃいます。
もちろん、ガイドラインや有効だと言われているリハビリ内容を用いながら、最終的にはその方の個別の目標に向かって支援していきます。
お体の状態やリハビリの内容は違って当たり前だと思っていますが、リハビリに関する考え方も違って当たり前だと改めてミーティングを通して実感しました。
最終目的に向かっていくことを最重要視する方、最終目的に向かっていく過程のプロセスを段階的に追っていくことが大切に思っている方など、リハビリに対して何を大切にしているのかも違って当たり前です。
これまでの生活歴、過ごしてきた環境、現在の周囲の人々の中での立場など、過ごしている状況はその人その人で異なります。
その人その人で異なるのは、病気の状態だけではなく、今までの過ごし方や置かれている立場も異なります。
あまりにも多くの事柄が異なるのに、考えが全く同じということはないでしょう。
このこと自体をしっかり理解して、互いに双方向のコミュニケーションをとり、ともに進んでいくことが大切です。
ミーティングでは、普段忘れてしまいそうなことがらについて話す機会があり、本当に大切な時間だと思っています。
少しずつしか進めないかもしれませんが、いろんなことを学んで吸収して、毎日の現場に還元したいと思っています。
☆*:.。.最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんのブログ「脳卒中リハビリよろづ相談所」2022年9月5日のブログより転載させていただきました。