佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
脳卒中後、麻痺手がなかなか動きにくい場合、座っているときに楽に手を太ももの上に載せることが難しい方が少なくないと思います。
写真はソファに座っているときによくある麻痺手の場所を模倣しています。
麻痺手側全体がダランとしていると、両方の太ももの間に落ちたり、麻痺側の太ももの横に落ちたりしていることが多いのではないでしょうか。
麻痺側の肩が亜脱臼しやすい方は、写真のような手のポジションでは肩を痛めることがありますので、クッションなどの上に腕を置くことをおすすめしています。
肩が亜脱臼しやすかったり、肩の痛みがある場合は、腕全体をクッションの上に載せて、上腕骨が下に落ちないようにして肩に引っ張られる力が少なくなるように調整します。
肩の痛みはないけれども、手を置く場所が決まらない方は、小さなクッションの上に載せるだけでも良いかと思います。
また、指や手の甲が浮腫みやすい方は、手のひらをクッションに載せる時に、指が少し天井を向くように手首を反らせるようにすることもおすすめしています。
手や腕を載せることができれば、バスタオルや膝掛けをたたんだものも利用出来ます。
みなさんのお役に立てれば幸いです。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年10月15日のブログより転載させていただきました。