佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
寝ているとき・座っているとき、立っているとき、ご自身の体が傾いていたり、左右の動きが異なっていることになかなか気がつきにくいことがありませんか。
そんなとき、体の点検をしてみていただくことがあります。
わたしが患者さんによくお伝えしている体の点検は、
✔️ 各パーツがどこにあるか目を閉じて感じ取る
✔️ 各パーツが左右対称か感じ取る
✔️ 体重の乗り具合が左右対称か感じ取る
このような内容をお伝えしています。
今回は、体の点検について記していきたいと思います。
立った状態で体の点検を行ってみる
立った状態で体の点検は、普段からお一人で立った姿勢を安全に保つことが行える方に実践してみて欲しい点検です。
立った状態で体の点検
✔️ 両足左右対称に体重がかかっているか
✔️ 両足ともに膝が前を向いているか
✔️ 爪先の広がり具合は左右対称か
✔️ 左右ともに手のひらが同じ方向を向いているか
✔️ 肩の高さは左右対称か
✔️ 頭は胴体の中心の延長線上にあるか
座った状態で体の点検を行ってみる
座った状態で体の点検を行う方法は、椅子に座っていても、車椅子に乗っていても行える点検方法です。
座った状態での体の点検
✔️ 左右のお尻に均等に体重がのっているか
✔️ 左右の足底に均等に体重が乗っているか
✔️ 膝の曲がり具合は左右対称か
✔️ 肩の高さは左右対称か
✔️ 頭は胴体の中心の延長線上にあるか
目を閉じて体の位置を想像する
立ったり座ったりして、体の点検を行なったあと、目を閉じて体の位置を確かめてみましょう。
感覚障害がある場合、肩がどこにあるかわからなかったり、足首がどこにあるかわからなかったりすることがあります。
目を閉じて、体の各パーツがどこにあるのか想像してみて、わかりにくいパーツがないか点検してみてください。
最後に
今回は体の点検について記しました。
体のパーツについて、左右対称か、体重の乗り方も左右対称か確認してみてください。
普段は気が付かない体の位置関係に気がついて、体を動かしやすくなるかもしれません。
皆さんのお役に立てれば幸いです。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2023年2月10日のブログより転載させていただきました。