佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
脳卒中後の生活支援の一環として、福祉用具を使うことを提案をさせていただくことがあります。
カタログをお見せして商品の説明を行ったり、デモ品があるときは試しに使ってみていただいたりしています。
そのような脳卒中後の生活支援の一環として、福祉用具について説明させていただくとき、「特別な道具を使わないで、今まで使っていたものをできるだけ使いたい」という気持ちを教えていただくことがあります。
「今まで使っていたものをできるだけ使いたい」というお気持ちをふまえて、作業療法士としてできることはないかなと考えをめぐらせます。
自助具などの福祉用具は、動きにくくなった体の機能をお手伝いする役割があり、自助具を用いて生活をすることで、ご自身自身でできることが増える可能性がある道具です。
福祉用具のカタログや福祉用具の店舗で自助具を買うことができますが、値段が高いのがデメリットかなと思っています。
また、コスメティックの面から考えると、自助具を使っているところを他者に見られたくないというお気持ちをうかがうことがあります。
わたしの私見ですが、福祉用具を使うか使わないかについて、患者さんが選択していけば良いと思っています。
患者さんが自分自身の気持ちをまとめることができるように、福祉用具を使うときのメリット・デメリット、福祉用具を使わないときのメリット・デメリットをお伝えしています。
どのように、毎日の生活を送りたいのかについては、患者さんのお気持ちが優先されるべきです。
今まで、大切に使っていたものを使わずに、福祉用具に切り替えるのには、気持ちの整理をつける必要があるでしょう。
福祉用具は、特別なものと思われがちなのですが、さまざまな人にとって使いやすいものは、たくさん増えていると思います。
✔️ メガネ
✔️ 補聴器
✔️ 菜箸
✔️ トング
このような 日常生活でもちいる道具は、だれにとっても使いやすい道具です。
使いやすい道具は量販店などで目にすることが増え出しています。
先日、量販店を訪ねたとき、すくいやすい皿が売っていました。
量販店などで福祉用具が売っていると、手にとって確かめることが出来ます。
量販店では、
✔️ 使いやすいスプーン
✔️ すくいやすい皿
✔️ 滑りにくいトレー
などを見かけることが増えています。
患者さんだけではなく、誰もが使いやすい品が増えています。
福祉用具を使うか使わないかについて、しっかり患者さんと話し合いながら、検討したいと思います。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2023年3月16日のブログより転載させていただきました。