在日常生活中使用麻痹手时需要注意的事项

日常生活場面で麻痺手を使うとき気をつけたいこと

佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。

ここ数日、日常生活場面で麻痺手を使うことについて記しています。

https://ameblo.jp/aoi19780728/entry-12860530475.html

https://ameblo.jp/aoi19780728/entry-12860651850.html

おひとりおひとりに合わせた日常生活場面での麻痺手の使い方があると思いますが、気をつけていただきたいことがあります。

▶くしゃみやあくびなどで麻痺手がギュッと曲がりやすい方に気をつけていただきたいこと

くしゃみやあくびなどで麻痺手がギュッと曲がりやすい場合、しっかりものを押さえていてもくしゃみなどで手がギュッと曲がると、押さえていたものがずれたり落としたりする可能性があります。

ずれたり落としたりしても、体に傷つけないものや落としても壊れないものなどから扱っていただくように指導することがあります。

例えば、練習と思って熱い味噌汁が入っている味噌汁茶碗を机の上で麻痺手で支えているとき、くしゃみなどしと麻痺手がギュッと曲がると机の上で味噌汁茶碗をひっくり返してしまうかもしれません。

麻痺手や他の体の部分に熱い味噌汁がかかるとやけどする可能性があります。

はじめて麻痺手で食事中の茶碗を固定してみようとチャレンジするときは空の茶碗や熱いものが入っていない茶碗から試してみたほうがよいと思っています。

また、ギュッとなりやすい場合に麻痺手で包丁を扱うと予測していない動きをして包丁でケガをする可能性もあります。

麻痺手で初めて包丁を使うときは、じゃがいもの皮剥きのような包丁つかいではなく、きゅうりなどを切る練習が初めてみるという考えがよいかと思っています。

▶感覚障害や痺れがある方に気をつけていただきたいこと

感覚障害や痺れがある場合、包丁や鍋の柄や落とすと割れやすいものを扱うとき、握った感覚がわかりにくく、握り損ねてしまう可能性があります。

また、熱さを感じにくい感覚障害がある場合も火傷に注意する必要があります。

▶身体失認や半側空間無視があり麻痺手を探しにくい方に気をつけていただきたいこと

身体失認や半側空間無視があり麻痺手を探しにくい場合、意識して麻痺手を使っているときはしっかりものを握ることができていても、何か別のことに気が向いてしまうと落としてしまう可能性があります。

短時間意識して使う場面から麻痺手を使っていただくことが多いです。

最後に

麻痺手を日常生活場面で積極的に使うことは大切ですが、安全に使うことが求められます。

ケガをするかもしれない、ものを落として壊すかもしれないリスクをできるだけ回避して、安全にできることから取り組むことが大切だと思っています。

おひとりおひとりのペースで安全性も確保しながら、麻痺手を日常生活場面で使っていただけたらと思っています。

☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆

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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年7月23日のブログより転載させていただきました。

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