佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
脳卒中後、手足の麻痺がある部分の関節が固まったようになり全く動かせなくなったり、動く範囲が狭くなったりしている方がいらっしゃると思います。
脳卒中後の筋肉のこわばりでは手足がぎゅっと縮まって肘や指が曲がった形になることが多いのですが、ゆっくりと肘や指を動かすと伸びることがあります。
この場合は関節が完全に固まっているわけではありません。
それに対して拘縮は本来動く範囲の動きが狭くなって関節が動かしにくくなった状態を指します。
拘縮にはさまざまな分類があり、やけどなどで皮膚が突っ張って関節が動かしにくくなったり、関節の炎症などで動かしにくくなるものもあります。
脳卒中後の拘縮については、
✔️ 関節運動量の低下
✔️ 麻痺側の筋力低下
✔️ 痙縮
などが考えられています。
この3点を十分に考慮した自主トレを行い、拘縮予防へ発展していただければと思います。
引用・参考
1) 松永貴史:脳卒中片麻痺患者の下肢関節における 拘縮の予防および改善の方法に関する一考察. 愛知県理学療法学会誌 第19巻 第4号 2008年4月
http://aichi-npopt.jp/dl/ppr_19_04_matsunaga.pdf
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年8月12日のブログより転載させていただきました。