佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
病院や施設の階段は手すりがついていることが多いのですが、ご自宅の階段には手すりがついていないところもあると思います。
わが家の階段も手すりがついていないのいで、わたしの膝が腫れたとき、階段の壁を伝って歩かなければなりません。
ご自宅に退院する方のご自宅の事情上、手すり設置が難しい場合もあり、杖を使って階段昇降を練習することもあります。
杖を使っての階段昇降はイメージしにくいので、各パンフレットを用いて説明したり、動画を用いながらともに勉強していただきます。
今回は、杖を用いた階段昇降について記していきたいと思います。
杖を用いた階段昇降
出典:カワムラサイクル
杖を用いた階段昇降のうち、登るときの一般的な方法は、
① 杖を一段上に載せる
② 健側足を杖と同じ面に載せる
③ 麻痺側足を杖と健側足と同じ面に載せる
という順番です。
また、杖を用いた階段昇降の降りるときの一般的な方法は、
① 杖を一段下の面に載せる
② 麻痺側足を杖を同じ面に載せる
③ 健側足を杖と麻痺側足と同じ面に載せる
という順番です。
動画では以下のようになります。
右側を麻痺側、左側を健側としてイメージしてください。
登るときは健側から、降りるときは麻痺側からとう方法が一般的です。
この内容がお役に立てれば幸いです。
1) カワムラサイクル:4点杖取扱説明書
https://www.kawamura-cycle.co.jp/pdf/instruction_manual/other/s4.pdf
2)財団法人テクノエイド協会:歩行補助用具の活用
https://www.techno-aids.or.jp/research/vol12.pdf
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2022年12月9日のブログより転載させていただきました。