佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
脳卒中後、麻痺側の手はまったく力が入らなかったけれども、少しずつ動くようになったというという報告を見聞きします。
脳卒中により脳のダメージを受けている部分が手の神経が通るところであれば、手指の動きが行なえないこともあります。
手指の形は、つまみたいもの握りたいもので変わります。
今日は具体的な手指の形をみていきたいと思います。
大きいものを持ち上げる時の手指の形
例えば、紙コップのような大きさのあるものを持ち上げようとするとき、筒を握るような形で握ります。
親指だけ開いて、そのほかの指はそろえるような形になります。
指先でペンを握るときの手指の形
指先だけでペンを握る時は、親指以外の4本指の先の関節を曲げて握ります。
バッグの取っ手を指で引っ掛けて握るときも、同じような手指の形になります。
5本の指を全部使うような手指の形
手のひらの中に収まるぐらいの大きさのものを握るとき、5本指で握るときと2本や3本指で握ります。
上の動画は指5本で握る場合の手指の形です。
指2本でものをつまむときの手指の形
手のひらの中に収まる大きさのものや、小さいものを握るとき、親指と人差し指でつまみます。
形によっては親指・人差し指・中指の3本でつまむこともあります。
最後に
今回はつまみたいもの・握りたいもので手指の形が異なることについて、具体的にご紹介しました。
手指の形はまだまだたくさんあります。
日常生活の場面で麻痺手や反対側の手指の形を観察してみてくださいね。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年6月2日のブログより転載させていただきました。