昨日は、手のひらの筋肉:骨間筋」について記しました。
手のひらの筋肉:骨間筋
手のひらも指と同様にストレッチすることが出来ます。
意識して行っていただきたいのが、左右の指を組んで手を握るという動きです。。...
脳卒中後、麻痺側の手のひらを意識的に動かすことが少なくなり、骨間筋は硬くなったり短くなったりすることが多く、手のひらが縮こまったように見えたり、手がむくんだりします。
以前、手指のストレッチや親指の他動運動についてご紹介しました。
"手指のストレッチ"
昨日は、「麻痺側の手指が握り込む理由」について記しました。...
"親指の他動運動"
脳卒中後、麻痺手は関節や筋肉が硬くなりやすいので、患者さん方の自主トレに「親指の他動運動」を取り入れていただくことがあります。...
手のひらも指と同様にストレッチすることが出来ます。
意識して行っていただきたいのが、左右の指を組んで手を握るという動きです。
この握り方を行うとき、麻痺側の親指が外に出るような握り方を行うことです。
上の写真であれば、右手が麻痺手となります。
この握り方では、親指が広がり、指と指の間に反対側の指が入ることで、手のひらの骨が広がります。
また、可能であれば指を横に広げてみるのも効果的です。
麻痺手だけで動かしにくい場合は、反対の手で手伝ってみてください。
麻痺手が動かしやすくなるために、手のひらを柔らかくしておくことは重要ですので、手のひらの骨間筋のストレッチも自主トレに加えていただけたらと思います。
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2023年7月31日のブログより転載させていただきました。