佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
脳卒中後の麻痺手について、なかなか動かないなと感じたり万歳やグーパーできるのに日常生活では使えないという方がいらっしゃると思います。
手の動きを考えるときに、どのタイミングの動きはよくて、どのタイミングのときの動きが悪いのか考えてみて、動きにくいタイミングのときの練習をしていただくことがあります。
例えば、コップを使って何か飲もうとするとき、
✔️ コップに手を伸ばす
✔️ コップの取手の場所に合わせて手首と指を動かす
✔️ 取手を握る
✔️ コップを持ち上げる
✔️ コップを口元に近づける
ひとつの動きを分けて考えてみると、これだけ多くの複雑な手の動きが必要になります。
患者さんおひとりおひとりの動きを観察して、どのタイミングがうまくいっているのか、どのタイミングが難しいのか確認していきます。
みなさんも、自分の手の動きについて、
✔️ 手を物に近づける
✔️ 手の傾きを物に合わせる
✔️ 物を握る
✔️ 物を操作する
という視点で観察すると、自主トレの内容を決めやすいかなと思います。
みなさんのお役に立てれば幸いです。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年7月25日のブログより転載させていただきました。