佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
毎日、わたしのできる範囲で、それでも昨日より明日はもっとよいリハビリ支援ができるように邁進しています。
新年度が始まり、2週間が過ぎました。
皆さんが利用されているリハビリ施設も新しい入職者がいらっしゃれば、そろそろ仕事になれてきたところでしょうか。
毎年毎年訪れる新年度は、気が引き締まる思いで過ごしますし、新しいスタッフにとってわたしはよい先輩であるのか自問自答しています。
このような新年度の時期は、「求められるリハビリスタッフの資質とは?」と考えを巡らせることがあります。
今回は、私見ですが「求められるリハビリスタッフの資質」について、したためていきたいと思います。
相手を尊重すること
リハビリスタッフは、仕事の内容としては人に関わる仕事です。
相手があって成立する仕事です。
リハビリ支援を必要とする方々(患者さんやご家族)を相手に仕事をします。
また、個人事業主でない限り、多くのスタッフとともに仕事をします。
相手があって成立する仕事であることを十分にわきまえ、相手を尊重する姿勢が求められます。
研鑽の気持ちを持ち続けること
医学や科学の進歩、さまざまな分野での研究報告などで、新しい情報を取り入れつづけなければ、担当させていただく方々に不利益を被るらせてしまう可能性があります。
また、リハビリの専門家としての知識や技術だけでなく、他職種の業務や役割の知識、地域社会や世の中の動向にも注意を払い学ぶ姿勢が必要です。
専門職であることを意識すること
「もし、あなたの大切な人がリハビリ支援を必要とするとき、誰を紹介しますか?」という疑問をわたし自身に投げかけます。
胸を張って、「わたしを選んでください!」と言えるようにしておきたいと思っています。
専門職であることを意識して、できる限りの最良と思える技術や支援を行い続ける振る舞いが必要です。
チームの一員である自覚を持つこと
わたしは病院で作業療法士として勤務しています。
病院では、多くの職種が協業して患者さんをサポートしています。
患者さんはリハビリのみのために入院しているわけではありませんし、一日のスケジュールもリハビリだけではありません。
点滴を変える時間、入浴の時間、MRI撮像など、リハビリ以外のスケジュールがあり、患者さんに合わせて一日の動きを決めています。
確実に内服する看護師、症状の理解がすすむために画像をとるレントゲン技師、食事をつくる調理スタッフなどなど。
どの職種がかけても、十分なリハビリ支援は行えません。
また、患者さんを中心とした輪を描くように、チームを組んでさまざまな職種とともに、よりよい医療を提供していきます。
決して、ひとりの力だけてリハビリ支援が行えるわけではありません。
チームの一員である自覚をもつことが必須です。
最後に
今回は、私見ですが「求められるリハビリスタッフの資質」についてしたためました。
自戒の念を持ち、日々邁進したいと思っています。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2023年4月21日のブログより転載させていただきました。