佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
わたしは、長年iPhoneを使っており、アクセシビリティのお世話になっています。
アクセシビリティ(accessibility)とは、「近づきやすさ」「接近できること」という意味を持ちますが、その意味を踏まえて誰もが使いやすい・誰もが使えるという意味で使うことが多いです。
iPhoneにはアクセシビリティ機能というものが標準搭載されており、iPhoneを個人に合わせて使いやすくカスタマイズすることが出来ます。
今日はそのアクセシビリティ機能の中でも、片手でiPhoneを操作しやすくなるカスタマイズ方法をご紹介します。
キーボードを右または左に寄せる
iPhoneの通常のキーボードは、このような形になっています。
このままでも十分に使いやすいのですが、脳卒中後、右手が使いにくい・左手が使いにくいために、どちらかの手でiPhoneを持ちながら親指だけでキーボードを操作している方もいらっしゃると思います。
このキーボードは、右に寄せる・左に寄せることが出来て、iPhoneを持ちながら親指だけでキーボードが操作しやすく設定することが出来ます。
キーボードの右寄せ・左寄せの方法は、画面の左下の地球儀マークを長押しして、キーボード設定ができるようにします。
キーボードが真ん中にある場合は、上の写真のようにキーボードマークの真ん中が青く表示されます。
キーボード設定内で、青く表示されている真ん中のキーボードの右側を押すと、上の写真のようにキーボードが少し右に寄ります。
右手でiPhoneを持ちながら、右の親指でキーボードを操作するとき、親指の動く範囲内にキーボードがあるので、親指だけでの操作が行いやすくなります。
キーボードを左に寄せる場合は、キーボードのマークの左側を選択すると、上の写真のようにキーボードが左に寄ります。
左手でiPhoneを持ちながら、左の親指でキーボードを操作することが楽になります。
iPhoneの画面全体を下に下げる
iPhoneの設定のアクセシビリティのタッチの設定画面で、簡単アクセスをオンにします。
簡単アクセスが設定されると、iPhone画面の下にある白い横線を少し下に引っ張ると、画面全体が下に下がります。
iPhoneの画面を少し下に表示されるように設定すると、親指だけでiPhoneの画面を操作しやすくなります。
上の写真ように、Googleでの検索画面も全体的に下に下がっているのがわかると思います。
最後に
今回は、iPhoneを使いやすくする設定として、キーボードの配置設定と画面全体を下に下げる設定について紹介しました。
みなさんの方から、こんな使い方があるよというのがありましたら、教えていただけると嬉しいです。
また、iPhone以外のメーカーのスマホをお使いの方で、こんな使い方があるよというのがありましたら、教えてください。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2023年3月1日のブログより転載させていただきました。