佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
脳卒中後、さまざまな種類のリハビリを行い、試行錯誤しているのではないでしょうか。
積み木を使ったり輪投げを使ったりして麻痺手の動きにアプローチしたり、ステップを踏むような動きをして歩行にアプローチするなどさまざまですね。
私は、より効果があるもの・より立証されたものを調べたり実践しながら臨床に挑んでいますが、なかなか麻痺手の動きが現れない時などに今までの趣味や仕事に関する動きをリハビリに取り入れることがあります。
今までの趣味自体そのものをリハビリ時間に行うこともありますが、趣味などの動きの一部分を取り入れて、過去の動きのイメージを利用したアプローチを行うことがあります。
✔️ クリーニング店でアイロンをかけていた時の肘の動きを思い出して取り入れる
✔️ ゴルフクラブを握った時の手の握りを思い出す
✔️ 草むしで細い草を引き抜く時の指の形を行なってみる
✔️ 車のハンドルを両手で握っていたように大きな輪を握る
✔️ お抹茶を飲んで茶碗の縁を指で拭う時の動きを試しに行ってみる
このような形を行なってみると、臨床場面では足りなかった動きが引き出されることもあります。
そのため、患者さんの趣味や職業をお伺いして、時には知らない動きを調べたり教えていただいたりしています。
これはあくまでも私見的で研究をしているわけではないので、「そうなんだ」と思っていただけたらよいかと思います。
少しでも脳卒中後の方々の動きや日常生活が変わるように、少しでも快適に過ごせるように邁進していきたいと思います。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年2月16日のブログより転載させていただきました。