佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
脳卒中発症直後、座ることができずにベッドの頭から背中の部分をリクライニングソファのように起こして過ごしていた方がいらっしゃると思います。
急性期の治療後、主治医の許可が出るとベッドから車椅子に乗り移り離床をはかります。
このときに、ベッドに腰掛けることが出来なかったり、車椅子に座るときも胴体が大きく横に傾いたりした方が少なくないと思います。
脳卒中後の手足の麻痺が重度であったとしても、車椅子に座るとき安定した姿勢で座ることができる方もいらっしゃいます。
脳卒中後、ベッドや車椅子に座りにくくなる原因は、
✔️ 意識の覚醒に問題がある
✔️ 重度の感覚障害がある
✔️ バランスをとる反射に問題がある
✔️ 半側空間無視がある
✔️ プッシャー症候群がある
などが考えられます。
これらの原因をもとに、
✔️ 体の真ん中がどこかわからない
✔️ 体がどちらに傾いたかわからない
✔️ 座っているとき、お尻や太ももの裏や足裏が椅子や床についている感じがわからない
✔️ 座っていて体が崩れても、どのように修正すればいいかわからない
など、座っているときの問題として話してくださる方が多いです。
なぜうまく座れないのかという点について、上記のようにさまざまな原因があるので、おひとりおひとりの症状を見極めてリハビリ支援を行っています。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2024年6月16日のブログより転載させていただきました。