佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。
先日、第4回オンラインピアカウンセリング勉強会に参加しました。
この中で、「アドラーの幸せの3原則」について話題がありました。
アドラーの幸せの3原則は知らなかったので、勉強してみようと思い、いろいろ読んだことを記していきたいと思います。
アドラーの幸せの3原則とは
アドラー心理学の幸せの3原則(3条件)とは、この3つを意識することで幸せを実感できる、幸せになれるという条件です。
アドラーの幸せの3原則を以下にかかげます。
①自己受容:ありのままの自分を受け入れること
②他者信頼:自分だけではなく他者を受け入れること
③他者貢献(社会貢献):自分が他者や社会に貢献しているという感覚
これら3つの条件が満たされると、「共同体感覚」が生まれます。
共同体感覚はさまざまな定義があるとされてますが、アドラー心理学では、「私は他者に何を与えることができるか」を考えることであるとしています。
オンラインのピアカウンセリング勉強会では、自分を知ることで、「ありのままの自分でいいんだ」「今のわたしを受け入れよう」という気持ちが生まれやすい場だと思っています。
他者や社会のためにピアカウンセリングを学んでいるだけではなく、自分自身を好きになることができるという点が素晴らしいと思っています。
他者信頼や他者貢献(社会貢献)についても、傾聴して他の参加者の話を聴く中で、聴いているわたし自身の心が動かされます。
「わたしなら何ができるかな」
「わたしは◯◯ができそう」
という気持ちが生まれてきます。
オンラインのピアカウンセリング勉強会は、わたしの心を自ら調整することができる大事な時間となっています。
コロナ禍で佐賀発信のオンライン当事者会の日取りをなかなか決められませんが、早くリニューアルオープンしたいと思っています。
引用・参考
1) 上田 琢哉:自己受容概念の再検討. The Japanese Journal of Psychology 1996, Vol. 67, No. 4, 327-332
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy1926/67/4/67_4_327/_pdf
2)高坂 康雅:共同体感覚尺度の作成.教育心理学研究、2011
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep/59/1/59_1_88/_pdf
3)橋口 誠志郎:1項目版共同体感覚尺度の作成.
https://j-aap.jp/JJAP/JJAP_432_156-157.pdf
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました.。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんのブログ「脳卒中リハビリよろづ相談所」2022年9月7日のブログより転載させていただきました。