佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の
橋間葵です。
昨日は、「肩を守るアームスリング」と題して記事をしたためました。
https://ameblo.jp/aoi19780728/entry-12827764995.html
脳卒中後、麻痺側の肩を守るために三角巾やアームスリングを検討しますが、患者さんのお体や高次脳機能の状態によっては、クッションを用いるポジショニングを検討することも。
さまざまな報告がなされていますが、アームスリングを用いるメリット・デメリットについて簡単に記したいと思います。
▶アームスリングを使うメリット
・寝ている姿勢や立ったり歩いたりしているとき、腕の重さで肩が下の方向に引っ張られてしまうのを予防する
・寝ている時、寝返りなどに腕を体で下敷きにしないように腕全体を守る
・歩く時や車椅子の乗り移り時に、腕がだらんと垂れないようにする
▶アームスリングを使うデメリット
・体を忘れがちな症状がある場合、麻痺手をさらに忘れやすくなる
・アームスリングをつけている腕の形で関節が固まりやすくなる
アームスリングはメリットが大きいのですが、デメリットもあります。
おひとりおひとりの体の状態や高次脳機能の状態に合わせて、どのような場面でアームスリングを用いるか決めていくことが大切です。
皆さんのお役に立てれば幸いです。
☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆
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この文章は、橋間葵さんブログ「脳卒中リハビリよろず屋相談所」2023年11月9日のブログより転載させていただきました。